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筆圧 

万年筆を勧めてくれたのは、大学の先生だった。


大学・大学院在籍中、常にペンケースを3つくらい持ち歩いていた。
一つ一つがエラく大きなペンケースで、それぞれ中には10本以上が常駐。

とにかくモノをよく失くすのだ。
ペンは使ったら置いてきちゃうし、それどころかケースごといつの間にか消え失せている。

ボールペンだと筆圧が強くなっちゃうので、軽く書けるゲルインキペンを使っていた。
氣にいったペンはストックを常に持ち歩くため、ひとつのケースにたくさん、さらにケースごとストックを持つという形で「ペン(ペンケース)を失くす」という事態に備えていた。


大学の先生は、こうおっしゃった。
「ちょっと高いペンをもって、ちょっと高いペンケースに入れていれば、意識が向いて失くさなくなるんじゃない?」

なるほど、と思ったS少年は、ちょっと高いペンでオススメを聞いてみた。
そこで勧められたのが、万年筆だった。

万年筆は筆圧いらないし、インクを入れる手間だけで、小生の望む「書く作業」になるだろう、とのコトで。


授業が終わってから先生御用達のお店へ行って、店員さんにいろいろオススメを聞き、四本買った。
黒インクと赤インクで使う一本ずつと、とりあえずストックとしてもう1セット。(笑)

ペンケースは2000円くらいのを二つ。
そしてインクとで、なんだかんだで20000円近くかかった記憶がある。


先生の見立てはスゴかった。
たしかに意識が向くからなのか、失くさなくなった。

いや、結局そのとき買った四本中二本は失くすんだけど、どっちも五年以上は使った。
残った二本のうち、一本は自転車事故で再生不能に、そして最後の一本が、今日寿命を迎えた。

20年以上使ったとなると、費用対効果は抜群だったのではないかと思う。


いろんなインクの色を試したくなって、そのたびにいろんな万年筆に手を出し、気づいたら10本を超えている。
インクもそうだけど、太さも色んな場面で変えたいし、とか言って。(笑)

インク変える手間や定期的な掃除、そういうのはメンドーだけどキライじゃない。
zippoやブーツなんかも同じ考え方。

使い捨て文化を否定するものではないけれど、気に入ったものを掃除したりリペアしながら長く使っていくというのが、性に合っているんだと思う。


ちなみに、モノをなくすのが多いのが、ADD(ADHD)の症状と知らされるのは、また別のお話。




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コメント

長いこと可愛がってもらえて、万年筆も喜んでますね

こんにちは。
万年筆、という言葉に反応してしまいます。

最後の一本が寿命を迎えたとのこと、さぞかし感慨深いものがおありになったことでしょうね。
私もいくつかそのくらい使っている物もあり、どれも愛着があり、別れは想像したくないところです。
でもいつかはお別れのときが来るのかなー(T_T)
20年以上使われて、寿命を迎えたというのはどのような症状でそうなったのでしょうか?
差支えなければお教えいただけないでしょうか?

  • 2015/02/09 (月) 09:01 ★
  • URL ★
  • キサラギ
  • [ 編集 ]

★ キサラギさん
キサラギさんは文房具のハナシにいつもコメントくださるのでうれしく思います。
今回は不注意で落としてしまい、ペン先ポッキンです。
鉄ニブですし、寿命を全うしたということで、キャップをして飾ってあります。(o^-’)b


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